課題解決/実績紹介

  • 共聴設備
  • レジャーホテル

地デジが映らない?現地調査から修理完了までの流れ

目次

ご相談のきっかけ

現地調査で分かったこと

不具合の原因を特定

修理作業とその後

今回の対応を通じて

ご相談のきっかけ

お客様から「2階のテレビだけ地デジが映らない」とのご連絡をいただいたのが対応の始まりでした。
もともとお付き合いのある弱電業者様がテレビ周りの管理を担当されていたようですが、その業者が廃業されたとのことで、今回は弊社に直接ご相談が寄せられました。

「テレビが映らない」という症状はシンプルですが、その原因を突き止めるには実際に現場を見てみるのが一番です。そこで早速、現地調査を行うことにしました。

現地調査で分かったこと

現場ではまず、各フロアのテレビ受信状況を確認。すると、2階のフロアだけアンテナレベルが著しく低く、テレビが正常に映らない状態であることが判明しました。

ここで少し厄介だったのが、建物のテレビ配線に関する図面や資料が一切残っていなかったこと。
通常であれば、構成図を見ながら配線経路や分配器の場所を把握できるのですが、今回はそれができず、現場で一つひとつ確認する必要がありました。

アンテナから伸びる同軸ケーブルを物理的にたどりながら、どのように信号が各部屋に分配されているのかを調査。
調べていく中で、一般的なテレビ配線とは異なる構成が組まれていることが分かり、全体の構成把握には少々時間がかかりました。

不具合の原因を特定

構成がわかってくると、問題のありそうなポイントが徐々に絞られてきました。
特に2階へ信号を分配している経路の途中にある、同軸ケーブルの接続部分と分岐器(信号を分ける装置)に異常があることを確認。


実際に確認してみると、接続部分が腐食しており、分岐器もかなり劣化している状態でした。これではアンテナからの信号がうまく伝わらず、テレビが映らないのも納得です。

修理作業とその後

原因が特定できたため、すぐに対応に入りました。
腐食していた同軸ケーブルの接続部分を新しいものに交換し、あわせて分岐器も新品に交換しました。
作業後に再度アンテナレベルを測定したところ、2階フロアでも十分な信号レベルを確保できていることを確認。
お客様にもその場でテレビの映像をご確認いただき、問題が解消されたことをご報告しました。

「すぐに対応してもらえて助かった」と、ありがたいお言葉もいただき、こちらとしても安心しました。

今回の対応を通じて

今回のように、以前の業者が対応していた設備に関するご相談が増えています。
特に構成図や設計資料が残っていない場合、構成の把握からスタートしなければならず、対応には慎重さと経験が求められます。

弊社では、こうした状況にも柔軟に対応できるよう、現場での判断力と技術力を活かしたサポートを心がけています。
テレビやアンテナに関する不具合、配線の不明点などがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

まずは、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ